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日本全国に広がる国産紅茶生産の輪

地紅茶サミット2012
当サイトの『国産紅茶の歴史:戦後復興策としての紅茶、そして消される灯火』を御覧頂いてもらってもわかりますように、明治の始まりから全国で始まった国産紅茶の生産は、1971年紅茶の自由化とともにほぼ完全に姿を消しました。
ですが、昨今の紅茶生産の機運の高まりにより、全国約400茶園120tほどの生産が確認されております。
2014年現在の国産紅茶生産地の北限は新潟県村上市(北緯38度13分26.4秒)、南限は沖縄です。
緑茶の生産の北限が現在岩手県気仙沼市(北緯38度54分29秒)であるとされていますので、もしかしたら将来もっと北に上るかもしれません。
ただ、東北地方は元々よりお茶の生産が盛んではなく、生産量の少なさからこれを紅茶にしようかという事は無いようにみられます。
もしかすると、同じく商業的に世界の最北限と言われる旧ソ連ソチ(北緯43度)、そしてWikipediaで『お茶栽培の北限』とされているイギリスのペンブルックシャー(北緯51度)、アメリカのワシントン州(北緯45度)、そして有志の方が見つけた北海道古平町(北緯43度)の禅源寺など、さらに北の地域でもお茶を作ったり、紅茶を作ったりしてますので、これからもっと北上していくのではないかと思っております。

国産紅茶生産地の現状

茶葉萎凋中
国産紅茶の産地は、現状として有名茶産地が多くの紅茶も作っています。
代表としましては、緑茶生産1位の静岡県、2位の鹿児島県が多くの紅茶を作っており、九州全土で基本的にはまんべんなく作られて、日本の紅茶の一大産地を形成しています。
九州の1地域分よりも多く作っているのは、埼玉県。ここも狭山茶を作るお茶処です。
次いで愛知県も多くの紅茶を生産しており、茨城県もそれに続きます。
宇治茶で有名な京都・滋賀・奈良・三重の4府県は、現地に聞きに行った結果を見ても、紅茶作りはそこまで積極的ではなく、宇治茶というブランドの維持と発展で充分成り立っているフシがあります。
あとは宇治茶地域は、愛知の西尾地区と並んで抹茶の生産地であり一大消費地でもあるので、その点でも紅茶にシフトしなくても経営的に問題のない農家さんが多いように見受けられます。

販売地としては、店舗数でも提供数でもそして当サイトへのアクセス割合でも東京は圧倒的に多く、現状としては全国の国産紅茶は東京に集められて一同に飲む環境が整っているかのように見受けられます。
静岡、鹿児島、熊本、福岡、佐賀など、紅茶の生産地での現地販売も活発です。
生産量と消費の割合を調べると、東京と似たような傾向にあるのは石川県と言えるようです。
石川県で作られている紅茶は、加賀の紅茶と2014年今年から能登の紅茶が少量投入されます。
ですが、生産よりも提供店舗数のほうが多く、こちらも販売地として有望なのかもしれません。

なお、愛知県は紅茶の町・尾張旭市での消費が見受けられるようで、愛知全体として人口に比した消費をみることが出来ます。

一方で、生産も消費も少ないのは関西です。

今後の課題

くれはの本
国産紅茶の産地を増やすためには、まずは消費が活発にならないと始まりません。
常に懸念している通り、国産紅茶の導入は、まず海外の紅茶と比較して味に遜色が無いかどうかが図られます。
一時の期限導入はあると思います。
ですが、佐賀の国産紅茶専門店紅葉さんのような国産紅茶専門店でもない限り、常に国産紅茶を提供し続けるというのは難しいように思われます。
味を遜色のないものを提供することは、消費を活発にさせる第1の条件と言えるでしょう。
あとは、国産紅茶の知名度を上げること。
お店がいくら国産紅茶を導入しても、お客さんが飲んでくれなければ同じです。
そのためには、全国的に国産紅茶の認知度を高めて、飲む方の選択肢の一つとしての国産紅茶の地位の確立は必要条件となります。
その後に続くのは、生産量の確保です。
現在120t生産されておりますが、紅茶は年間16000t輸入・消費されております。
1%にみたない量では、認知が広まっても、充分に行き渡らせることは出来ません。

国産紅茶の産地の為の今後の課題は、
・品質
・認知
・生産量
という点になると思われます。

国産紅茶をお探しの場合は、上記の地図を元に、まずは『地元の紅茶』をお探しください。
(地紅茶マップ出展:「和紅茶の旅・和紅茶のお知らせ」より)

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