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静岡勢振るわず 日本茶アワード(静岡新聞)

「消費者に支持されるお茶」の発見を目指して静岡市葵区で初めて開かれた茶品評会「日本茶AWARD(アワード)」の審査結果が25日、発表された。最高賞のプラチナ大賞には、うまいお茶部門で特香園(鹿児島県)、香りのお茶部門で井ケ田製茶北郷茶園(宮崎県)がそれぞれ受賞した。
 総出品点数281点のうち県内が約4割を占めたが、県内関係の「プラチナ賞」受賞者は、うまいお茶部門で10点中1点、香りのお茶部門で9点中3点にとどまった。静岡市の製茶問屋は「厳しい結果だが、受け止めなければならない」と話した。
 プラチナ賞以上の茶は12月に東京都で開くイベントで消費者に人気投票してもらい、「日本茶大賞」1点を決める。
 特別部門のナチュラルフレーバー部門では牛島製茶(福岡県)、松本浩毅さん(静岡県)が審査員特別賞に選ばれた。
 プラチナ賞の受賞者は次の通り。
 【うまいお茶】普通煎茶 (1)中窪耕司(京都)(2)熊谷光玉園(福岡)(3)今吉耕己(鹿児島)(4)土屋裕子(静岡)▽かぶせ茶 (1)高木暁史(福岡)▽釜炒り茶 (1)猪原真滋(熊本)▽蒸し製玉緑茶 (1)茶友(長崎)▽深蒸し茶 (1)特香園(鹿児島)(2)小牧緑峰園(同)(3)今隈幸洋(同)
 【香りのお茶】煎茶 (1)井ケ田製茶北郷茶園(宮崎)(2)森内吉男(静岡)(3)和多田善(東京)▽ほうじ茶 (1)お茶の玉宗園(京都)(2)恒枝信雄(岡山)▽釜炒り茶 (1)太田しげお(佐賀)▽発酵系のお茶 (1)高橋一彰(静岡)、高橋達次(同)(3)宮崎亮(宮崎)
(引用:静岡新聞)

今年開かれた『日本茶アワード』

昨年の静岡県内の品評会で試験的に国産紅茶の部門が復活しました。
今回初めて開かれた日本茶アワードでも『発酵系のお茶』として受賞が発表されました。
うまいお茶お茶煎茶の部門で受賞した京都の中窪さんは南山城紅茶プロジェクトの中心メンバーでスタートから毎年煎茶の他に紅茶の生産にも挑戦しています。
南山城紅茶のべにふうきは、この中窪さんの茶園のもので緑茶にするつもりだったそうなのですが、極力自然農法に近い形で紅茶用に育ててます。
香りのお茶煎茶部門の2席に選ばれた森内さんは静岡で森内茶農園を経営されていて、紅茶や煎茶の他に半発酵茶にも力を入れられて、優れた発酵茶を作られています。

発酵系のお茶の部門で受賞された高橋さんは丸高農園を経営されていて煎茶の他に紅茶も作っていますが、2席に入らせた高橋達次さんは、間違いなければ、浜佐園の山の宝珠・わらしな紅茶を作られている方です。
3席の宮崎さんは毎年吉田山に出店されている宮崎茶房さんで、この選ばれ方から考えると、選ばれるべくして選ばれたのだなと納得しました。

このような形の全国大会で国産紅茶が取り上げられ、注目されていくことを願ってやみません。

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