「みんなが買っている国産紅茶」とは
『今人気の国産紅茶!!』と見受けることがあります。
実際に所、『見たこと無いのになんで人気?』ということがよくあります。
その時はそこで人気でも、次行ったら無いということ国産紅茶ではよくあります。
国産紅茶は一期一会です。
そこで買わないと終わりです。
生産量がありませんから。
日本中の国産紅茶の農家さんは、国産紅茶がメインで売っているわけではありません。
緑茶を作りながら『ついでで』紅茶をつくってます。
なので、基本的には毎年限りのある紅茶を提供しているのが、国産紅茶というものです。
ですが、やはり中には年中生産をしていて、年中買えるところもあります。
そう言う『みんながいつでも買っている国産紅茶』を紹介したいと思います。
地域別『みんなに人気の国産紅茶』
関東
実はそこまで関東では生産量のある農家さんはいません。
埼玉県を始め、お茶の生産量の多い地域はありますけど、国産紅茶を大量に作っている農家はそういません。
作っているとことは関東で50軒前後います。
その中でも埼玉県の農家さんは大変頑張っています。
関東は、そういう地域ではありますが、全国の国産紅茶が集まってきます。
関東が一番の国産紅茶の集積地です。
ここから以下紹介する茶農家さんは、すべて関東で手にはいります。
関東は、みんなに人気の国産紅茶をつくていませんが、『みんなに人気の国産紅茶』はいつでも手に入る地域です。
やはり、人の集まるところに物が集まるなと感じることが多いです。
関東でこの記事をご覧の皆さん、お暇な時その地域の各県のアンテナショップをご覧になってください。
多分、国産紅茶が置いてあります。
中部
中部は、北陸と東海に書かれますが、一緒にします。
圧倒的生産量を誇るのは静岡県で、これは緑茶の生産量とともに紅茶でも圧倒的な生産量を誇ります。
その中でも生産量が多くて年中作っている所を3ヶ所
・丸子紅茶
・水車むら紅茶
・瀬戸やもみじ((有)人と農・自然をつなぐ会)
・益井園
この4つが代表格です。
静岡は、県で『発酵茶ラボ』を作り紅茶を始めお茶製品の可能性を広げていっています。
これからもっと紅茶の生産量が増えていくでしょう。
ですが、軒数は増えど、一箇所で安定的に作り続けているところは限られます。
静岡以外では、新潟の『雪国紅茶』が有名です。
こちらの紅茶も、そこそこ生産量があると聞いています。
WEBでの対応がしっかりしているので、どこでも買えるのが魅力です。
東海に加えるべきか関西に加えるべきかどうか悩みましたが、
東海に加えて中部という扱いをさせていただきたいと思うのが、
『伊勢の和紅茶』です。
伊勢鳥羽のおみやげ屋さんで多く置かれ、購入する環境は大変整っています。
ネットでも購入可能で、簡易にてにはいります。
誰でも手に入る国産紅茶の一つです。
関西
関西では、京都の『南山城紅茶』が安定して購入できます。
南山城村の商工会のWEBサイトで購入できますが、宇治茶の専門店伊藤久右衛門でも買えます。
東急ハンズ京都店でも買えます。
京都で紅茶を作っているところは、多くはありませんが京都の生産の紅茶で、安定的に購入できる状態にある紅茶は南山城紅茶以外見受けられません。
京都以外では、奈良の『月ヶ瀬健康茶園』が安定的に購入できます。
奈良だけでなく、大阪でも購入可能です。
他にも取扱店が多いので、月ヶ瀬県紅茶園の国産紅茶は各地で見受けられます。
ここの国産紅茶は、関西の代表格といえるでしょう。
中国四国
中国地方では以下の茶園が比較的簡単に手に入ります。
・西製茶場
・大山の紅茶(長田茶店)
・鳥取の紅茶(陣構茶生産組合)
検索するとあっと言う間にアマゾンとかでヒットします。
びっくりするほど、わかりやすくヒットします。
関東から見たら、中国地方は認識できないくらい離れてますが、ネットではすぐに見つかります。
四国では、道の駅の紅茶『しまんとLED』が有名です。
こちらも、検索すればすぐに見つかる上に、毎年多く生産してますので、品切れの心配はありません。
さらに、しまんとLEDをつかったデザートなどの自社開発が進んでいるので、より楽しい紅茶生活を送れるのではないでしょうか。
九州
九州は、国産紅茶発祥の地というものが2ヶ所あります。
(3ヶ所かも知れません。ちなみに、四国にも国産紅茶発祥の地がありますが)
さらに、鹿児島枕崎に紅茶の研究所もあったことで、九州全体として紅茶の生産は大変多いです。
結果、安定的というか圧倒的に生産量が多いところが多いです。
その中で通年紅茶を買える所を書きます。
・熊本:天の紅茶
・大分:きつき紅茶
・佐賀:嬉野紅茶
これに、鹿児島全域が付きます。
鹿児島はどこがと言うか、全体が大量の紅茶を作ってます。
普通に新幹線を降りて新鹿児島駅併設の店舗の食品エリアのお茶を売っている所に、普通では考えられないくらいの安値で売ってます。しかも平然と。
あれはびっくりしました。
その場所だけかとおもいきや、いろんなところでそれを見受けることができます。
まさに『鹿児島全体が国産紅茶の産地』と実感できます。
でも、国産紅茶の醍醐味は『誰も知らない紅茶の発見』
国産紅茶の生産者は毎年増えています。
一つの事情としては、お茶そのものが収益性が落ちているからと言えます。
茶農家の集合化、もしくは法人化など大規模化を進めて、労働コストを下げて利益率を高める努力が必要です。
ですが、現状としてそれがむずかしいので、単価の高い紅茶などの緑茶と違う製品を作ります。
結果として、今の状態でも作れるとされる紅茶の生産量が増えるわけですが、実際はそう楽なものでもありません。
紅茶は少しづつ増えてきてます。
その中でキラリと光る農家も生まれています。
今全国で400軒の茶農家が紅茶を作っていると言われていますが、上記にあげた生産者の方以外でも、大変素晴らしい紅茶を作っているところはあります。
それは、人の味覚の好みがありますので、一概にどうこうとは言い難いものもあります。
ですが、旅行などでもしくは地元で見たこと無い紅茶を見かけた際は一度飲んでみてほしいと思うのです。
それが、もしかしたら、誰にも目をつけられていない『磨かれていない国産紅茶のダイヤの原石』なのかもしれません。