和紅茶味わうカフェを特設 静岡パルコ
和紅茶味わうカフェを特設 静岡パルコ(中日新聞)
静岡パルコ地下1階にある静岡特産の食品と伝統工芸品販売店ベル・エ・ボン(静岡市葵区紺屋町)は10日、伝統工芸品の器で和紅茶とスイーツを味わうカフェを特設した。12日まで。
富士市の茶農家らが生産した和紅茶5種類を日替わりで入れ、スイーツは静岡市のフランス料理店などのシェフによる焼き菓子を提供する。各日午後0時半~4時にカウンター席で味わい、一席500円。
10日は秋山勝英さんのべにふうき紅茶などを、妻静子さんが森町の赤焼湯飲みに入れてもてなした。スイーツは木を削ってつくる静岡挽物に盛った。企画した同店の森田みかさんは「生産者と消費者の出会いの場にしたい」と話した。
(記事引用:中日新聞)
静岡の紅茶の出会いの場
静岡では県で『発酵茶ラボ』という施設を開設し、静岡県内で有名な紅茶生産者の方々を講師に招いて、大変力を入れているそうで、回を重ねるごとに品質も向上しているそうです。
紅茶を作った後の問題といえば、それを広める市場が無いという点と、それを紹介できる人が限られるという点です。
国産紅茶専門でされている方々は、その手の届く範囲で品質を見定めて商品にされているので、すべての人の商品を取り扱うということは出来ません。
当サイトのように情報提供に力を入れている所にアクセスしてくれるならいいのですが、まだこちらも知名度が低く、集めたい『これから伸びたい紅茶農家さん』を集めきれてなく紹介しきれていないのが現状です。
結果として、緑茶を買う問屋さんなどになってもらうことがメインになっているそうですが、緑茶は専門でも紅茶は専門外なので、売り手に買いやすい値段で買われる現状は変わらず、結局のところ安く買われるという話を聞きます。
その中で、このイベントのように、その紅茶がどこで作られたのか直接消費者がわかるような仕組みになっているのは、国産紅茶の普及の為に必要な事と思います。
現在、希少な商品は問屋や商社が大きく買ってマーケティングするのではなく、より多くの消費者が知ってお店に問い合わせて取り寄せるというスタイルが主になっていくと思われます。
小売店も問屋も商社も売れるかどうかわからないものに資金をかけて確保しようという姿勢は見られません。
国産紅茶を作られたら、当サイトのような専門情報サイトやプレスリリースを打たれるとか、実際に持って人前に出て行くという認知活動をされることが、実際に消費者に知って買ってもらうための近道だと思う次第です。
こういうイベントが開催されるのは嬉しい事なのですが、
ただ、今回の開催期間が短いのが難点ですね。