2013年の紅茶のランキング
紅茶は2013年日本に輸入された量は約1万5600tになります。
そのうち、3kg以下の包装がされたものが1,875.983t、大口で輸入したものあ13,772.349tになります。
大口輸入の多くは、ペットボトルやティーバックなどの加工に使われているようです。
紅茶は、生活の選択肢として確固たる地位を得ているように見える現在、どこでどのように飲まれているのかを知ることで、地域別でどのような紅茶の文化が根付いているか考える事ができると思います。
紅茶の支出金額
≪支出金額≫
神戸市 :1,754
横浜市 :1,499
川崎市 :1,254
仙台市 :1,171
大分市 :1,171
奈良市 :1,127
甲府市 :1,090
東京都区部:1,057
大津市 :1,044
相模原市 :1,035
京都市 :1,013
水戸市 :991
堺市 :960
千葉市 :903
さいたま市:897
名古屋市 :879
広島市 :860
長野市 :856
札幌市 :853
(単位:円)
紅茶の支出は、主に港町や昔からの街、そして現在人口が集中している所に多く見られます。
合わせて、伝聞ではありますが紅茶専門店がよく集まっている所にあるようにも見えます。
ただ、大分市に関してはわかりません。
昔から関西との流通がありましたので、その結果根付いているのかもという考え方もできます。
もしくは、誰か紅茶の旗手がいるのか。
注目の地域でしょうか。
紅茶の購入数量
≪購入数量≫
横浜市 :487
川崎市 :485
神戸市 :421
相模原市 :413
堺市 :371
新潟市 :327
奈良市 :326
長野市 :308
松江市 :296
東京都区部:290
北九州市 :290
千葉市 :285
仙台市 :279
宮崎市 :263
大分市 :262
広島市 :262
大津市 :261
大阪市 :261
岡山市 :260
(単位:g)
大方、支出金額と購入数量は合う傾向にはありますが、中で松江市、宮崎市など、金額が低めの割に購入数量が多い地域もあります。
こういう地域は、先ほどの緑茶と同じように『普段の生活の中に紅茶が根付いている』と考えるのが自然なのかもしれません。
そういう意味で、松江市と宮崎市は『紅茶の街』と考えても間違いじゃないでしょう。
紅茶の平均価格
≪平均価格≫
浜松市 :674.96
宇都宮市 :583.64
甲府市 :542.99
水戸市 :537.43
津市 :518.42
さいたま市:512.38
長崎市 :481.67
金沢市 :476.44
山口市 :473.62
京都市 :465.76
大分市 :446.23
仙台市 :419.53
神戸市 :416.58
名古屋市 :414.18
高知市 :413.79
大津市 :400.51
札幌市 :393.91
松山市 :378.37
前橋市 :375.49
(単位:円)
平均価格が高くて、購入数量が少ないと、『高い紅茶を少しづつ買う傾向にある』という事が見て取れます。
その中で、質量ともに『紅茶文化』を確立しているのは、神戸市だという事が言えるでしょう。
基本的に上位に入っている地域は、購入数量が少ないという事もあり、高い紅茶を買う傾向にあるといえます。
浜松市は明らかに緑茶の上位都市なので紅茶はついでなのでしょうが、過去に日本一を獲得した宇都宮市も同じ位置になっているのが気になります。
『良くて高いものを選別して紅茶を飲むようになった』はある意味成熟なのかもしれませんが、次は高すぎて手を出さないという流れになるのも否定できません。
個人的意見ではありますが、再び宇都宮市に質量ともに紅茶の上位に戻ってきてほしいなと思います。
まとめ
全体を見通してみて『神戸は紅茶の街』というイメージを客観的データとともに確認することが出来ました。
ただ、その中でも松江市や宮崎市、そして新潟市や川崎市、相模原市や堺市のように、日常で飲む為の紅茶というのが定着しているように見える地域もある事を確認できたのが大きな収穫でもありました。
外面からだけの画一的なイメージだけでは計り知れないものはたくさんあります。
こういうデータを基にして、どこに紅茶好きが集まっているのかなど、考える機会になってよかったと思います。
まずは、国産紅茶は、こういう紅茶に抵抗感が少ない所から広めていくのが良いのかもしれませんね。