茶摘み体験に汗 馬頭高1年生(下野新聞)
【那珂川】馬頭高普通科の1年生約50人が11日、矢又の大金茶園で茶摘みを体験した。
地方創生を担う人材育成を目指す同校の地域学習「那珂川学」の一環。茶園は烏山製茶工場(那須烏山市大桶(おおけ))が管理し、「やぶきた」を和紅茶用に栽培している。
厳しい暑さの中、生徒らは山あいの段々畑で二番茶の収穫作業に挑戦。同工場の清水敬一(しみずけいいち)代表(76)のアドバイスを受けた後、汗だくになりながら緑色の茶葉を手で摘んだ。
(出展:下野新聞)
お茶を作る体験を通して、お茶を親しむ意識付けを
若い人からお茶ばなれが叫ばれて久しい昨今において、明るくうれしい話です。
今やお茶といえば、茶葉から急須で淹れて飲むものではなく、お店でペットボトルを買うことが主流になっています。
合わせて、『お茶は同じお茶の木から、緑茶や紅茶など作られる』ということもそこまで浸透しておりません。
若い間の体験として、お茶が何なのかということを知り、どのように作られるかということを聴くことで、
お茶に対する意識付けができ、興味を示すことで、知識を深めるきっかけになればと思います。
こちらの紅茶の指導をされた烏山製茶工場さんは、過去に宇都宮の紅茶専門店Y’s Teaさんで発売もされていた『那須野紅茶』を作られている生産者さんです。
同時に、今品質を劇的に進化させて人気を博している『南山城紅茶』の生産者さんが過去に研修先として赴いた生産者さんでもあります。
このように、国産紅茶を作ったり親しんだりする輪が、より広まり認知のすそ野が広がればと願っております。