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味で勝負 静岡・丸子産ウーロン茶

味で勝負 静岡・丸子産ウーロン茶:中日新聞
数年前からは同じ発酵茶のウーロン茶も生産。中国や台湾産がほとんどのウーロン茶だが、甘くて香り高い国産の味わいも広めようと、県外から訪れて生産を担う人もいる。
 五月初め、丸子紅茶の作業場に県内外から十人ほどが集まり、ウーロン茶作り体験が始まった。教えるのは日本中国茶普及協会インストラクターの山川幸代(ゆきよ)さん(39)=東京都立川市。「大きくすくって何度もかき混ぜます。ほら、さっきと香りが違うのが分かりますか」。湿度と温度を保った倉庫で寝かせながら定期的に水分を飛ばし、茶葉を適度にしおれさせる工程だ。
 山川さんは母方の実家が埼玉県で狭山茶を作っており、茶工場を遊び場にして育った。新茶が出るゴールデンウイークには「お茶作りと関わらなかったことは一度も無い」。三年前まで横浜中華街の華僑系の会社で働き、茶葉の買い付けを担当。品定めをするなら作り方も知りたいと、台湾に毎年通い発酵茶の製法を学んだ。

四年前の九月、ウーロン茶作りを試みていた丸子紅茶の村松二六(にろく)さん(74)を訪ねる研修ツアーに参加。初めて来た静岡で茶畑の広がる光景に「夢みたい」と目を輝かせた。村松さんのウーロン茶を飲み「こんなにおいしい国産ウーロン茶は初めて」と魅了され、一カ月後に再び訪ね、製茶を手伝い始めた。
 以来、毎年五月に村松さんの作業場でウーロン茶を作る。村松さんも「今年も頼むよ」と全面的に任せてくれるようになった。今年生産したウーロン茶は三十キロ。量はまだ少ないが、味を認めて買ってくれる業者は増えている。
(引用:中日新聞)

『不発酵茶ではない』という切り口

当サイト『京都紅茶道部』は『日本の紅茶を日本中の人に知ってもらう』事をコンセプトに、日々農家さんへのアプローチや各メディアからの情報収集をしております。
紅茶を作っている農家さんで、『緑茶と紅茶だけではまだ足りないから青茶(烏龍茶)も』や『自分の紅茶製造プロセスの中で充分青茶(烏龍茶)を作れるからそれも』という方が見受けられます。
基本的に、1番茶で緑茶をしっかりつくり、その後納得行く紅茶の製造をしていると、青茶(烏龍茶)には手が回らない人が多いようです。

青茶(烏龍茶)は、ざくっと説明すると『紅茶ほど発酵させないお茶』ということになるのですが、その発酵度合いの深さ浅さで、全く違う物が出来上がります。
この製造の複雑さと何度試しても安定した品質を出せないことから、一度はチャレンジするも結局は緑茶と紅茶の2本柱に注力することを選ぶ方が多いです。

記事に紹介されていた丸子紅茶さんは、『小さい時に駆け回った野山に、国産紅茶の父多田元吉の墓』がある環境で育ち、そして多田元吉が海外より持ち帰った『日本の紅茶の黎明期の茶樹』があることを見つけ、国産紅茶の生産・開発をはじめられました。

検索すると、経営される茶園と紅茶作りのワークショップとの併設なのですが、村松さんは紅茶やその品種にあう緑茶づくりだけにとどまらず、何年も半発酵茶である青茶の開発をされています。
科学的側面から成分や条件分析を徹底し、感や経験に頼らない発酵茶の解析を行っている農家さんです。

イベントなどで、その半発酵茶の試作が存分に振る舞われ、その感想を『子供のような目の輝きで』聞きまわるその姿は、国産紅茶に関わる人達によく知られています。

今回は、その工場に元々親の実家がお茶農家である方のワークショプを、ご自身も長きに渡る中国茶との接点を活かし、高品質の半発酵茶の製造体験を開かれたとの記事です。

メディアでは珍しく扱いやすい紅茶ばかり焦点が当てられますが、半発酵茶も同じく『発酵しているお茶』なので、同じく焦点をあてていただけるといいと思います。

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