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紅茶プロジェクトで「渡辺家住宅」の景観守ろう 宇都宮【下野新聞】

敷地内で取れる茶葉で伝統的家屋を維持という計画

栃木県宇都宮市の市認定建造物の『渡辺家住宅』大谷町の「渡辺家住宅」の景観を守ろうと、同住宅の敷地で栽培した茶葉を使った「渡辺紅茶」の販売を始める。東日本大震災による作業中止や茶摘みの失敗を経て3年掛かりで完成、7日には関係者を招き試飲会が開かれた。収益は同住宅のかやぶきの維持費などに充てる。
この茶畑は家族で緑茶を楽しむために手入れしており、農薬などを使用していなかった。
保存のリーダーは「ここで紅茶を作り、収益を建物の維持に役立ててもらおう」と、有志の人たちと紅茶作りに取り組んだ。
7日の試飲会では、建物の調査結果やプロジェクトの経緯を説明しながら参加者に紅茶を振る舞った。リーダーは「無農薬で手摘みの特別な紅茶ができた。紅茶をきっかけにかやぶきの家や維持に興味を持ってほしい」と話した。

国産紅茶の取り組みの新しい切り口

栃木県の国産紅茶といえば、ワイズティーの根本さんが扱われている『那須野紅茶』が有名ですが、
それは茶農家さんが茶園で作った紅茶を対外的に売るという商売側面が強い商品です。
当方京都紅茶道部もそのスタイルで、農家さんと飲み手さんを直接つなぐことを目的としております。

ですが、今回の取り組みは『地元の伝統的家屋を維持するためにその家屋の素材であるその地の茶の木から取れた紅茶を売ることで維持する』という地元還元型の思考に基づいて販売している所に注目しました。
この手法でしたら、例えば伝統的家屋には多く生け垣に茶の木を使われていた歴史もありますので、日本全国のより多くの伝統的家屋の保全に一役立てるのではないかと思います。
例えば、その敷地だけの紅茶というだけではなく、地域で生け垣という形で茶の木が多く残されているとするならば、その地域の景観を守るための資金としても役立てることが出来ます。
必ずしも、茶の木は茶園にしかないわけではないという証明でもあり、日本中にこういう素材が眠っているという良い例示なるのかもしれません。
地紅茶サミットの幹事メンバーである金沢の赤須さんがおっしゃっている『地紅茶は作っている地元でまず消費されるのが望ましい』という考え方に、農家でなくても参加することが出来て、そして茶の木であることが確認できれば、日本中どこでも地紅茶を作る可能性が生まれ、結果として日本中で『わが町の紅茶』を飲む環境が出来上がるのかもしれません。

なお、紅茶は来年1月から、同住宅内のギャラリーや地元の総菜店「ソザイソウザイ」で、30グラム1200円で発売する予定。

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